虚構新聞だけ槍玉に挙げても仕方ない

※これは個人の感想でありこの考え方が絶対に正しいと言って押し付ける物ではありません

大本のネタ
橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化
中の人
http://www.f7.dion.ne.jp/~moorend/index.html

思ったよりネタが炎上して意見が割れてるみたいなのでお祭りに参加しようかと思う

反対派の意見としては

  • ネタとしてつまらない
  • 現実の出来事に近すぎてネタだとわかりにくい
  • 騙す気満々の姿勢が気に喰わない
  • 騙された可哀想な人を嘲笑う奴らが気に食わない

http://anond.hatelabo.jp/20120515161046
http://n-styles.com/main/archives/2012/05/15-050000.php
http://dochikushow.blog3.fc2.com/blog-entry-2294.html
http://digimaga.net/2012/05/kyoko-np-people-with-no-morals
http://anond.hatelabo.jp/20120515155705
(他多数)

賛成派の意見では

  • 最初からネタであることをばらすとジョークとして成立しない
  • 騙されるほうが悪い
  • ジョークが許されない言論統制社会怖い

http://anond.hatelabo.jp/20120515220559
http://anond.hatelabo.jp/20120516180543
http://www.nurs.or.jp/~ogochan/essay/archives/3789

(他多数)


こんなくだらないことでここまで盛り上がれるのはやっぱり

既に、「虚構新聞」というゲームは、その内部だけでゲームが完結するものではなくなった。「ソーシャル」、そして「キャズムを超える」ということは、その「ゲーム」を理解しないひとを常に引き寄せるものだ。ネット上で気軽に共有されるという事態は、そのルールを知らない人を常に呼び寄せる。「リテラシーのない層に配慮せよ」というのは、別に「弱者のことを考えろ」ということじゃないんだ。そうではなく、身を守るための防御策であるに過ぎないんだ(リテラシーのない人が騙されて怒るコストは、それをバカにできるほどの性格の悪さがなければ、それなりに減らした方が、自分のためであるというのは合理的な判断だ)。
虚構新聞は誰でもなくインターネットに殺された。

にあるように、Twitterキャズムを超えてリテラシーの低い人間に広まったせいだと思う。
少なくともTwitterが流行る前はネタサイトのネタがつまらない程度の事でここまで炎上することはなかった。

良識派の人に
虚構新聞はタイトルに虚構新聞だと明記しろ」
って意見が多かったけどそれで何かが解決するとは思えないし、最初からプラカード持った人がターゲットに見えてるどっきりカメラが面白いとは思えない。

もし、似たようなやり方のもっと悪どいサイトが出来た時、その線引はどうするのか。
虚構新聞的な嘘サイトに関して 島国大和のド畜生

ってあるけどに虚構新聞が閉鎖したりタイトルに明記したところで、もっとあくどいサイトは既に存在するので虚構新聞だけ槍玉に挙げても仕方ない。

たとえば日経とか
http://matome.naver.jp/odai/2133704464673962401

虚構新聞なんかよりずっと前から存在する東スポなんかはタイトルに明記すればOKなんだろうか?
ゴシップ新聞つながりで言えばSUN紙とかはコンセンサスが取れてるのだろうか?
海外の中国以外で発行されている“胡散臭い新聞・雑誌”を教えて… - 人力検索はてな

Weekly World Newsなんかあんまり知ってる人居ないと思うけど
ネス湖ネッシーがついに発見される-Weekly World News-」なんてツイートされたら、サイト名明記されてても結構な数の人間が騙されると思う。
LOCH NESS MONSTER FOUND | Weekly World News

ちなみに自分の中の線引きとしては
「ポリシーとして嘘しか言わないジョークサイトとしての自覚があるかどうか」です。
なので「これは本当の話だけど〜」で始まって最後まで作り話だと言うことを明かさない場合はNG
虚構新聞は「嘘しかつかないジョークサイト」のポリシーを曲げない限りはOK

まぁなんにしても
「どんな場合でも嘘は絶対によくない」とか「悪質な嘘は許されない」とか言う風潮が行きつくところまで行って某スーパーミステリーマガジンが廃刊になるような世の中は勘弁願いたいものです。

※これは個人の感想でありこの考え方が絶対に正しいと言って押し付ける物ではありません