虚構新聞の件で意見が割れたのは線引きの問題だった
はじめに
おさらい的なまとめ
試される虚構新聞: やまもといちろうBLOG(ブログ)
今見返すとこのエントリがネタでもなんでもなくものすごく正しかったことに気づいた
http://anond.hatelabo.jp/20120516163256
それを受けての詳しい解説
http://anond.hatelabo.jp/20120516200744
三回くらい読み直しても良い
どこに線を引くか
黒←| 2chまとめサイト | 虚構新聞 | bogusnewsなどのネタサイト |→白
・擁護派は(許されない|許される)の線引きを2chまとめサイトと虚構新聞の間に設定し、ネタサイト文化圏を守ろうとしていた
・批判派の線引きは虚構新聞とネタサイトの間で、悪質な釣りタイトルでアクセスを稼いで私腹を肥やし、騙された人間を嘲笑う人間を糾弾していた
判断基準が食い違っているんだからそりゃ話も食い違ってくるよね
虚構新聞とその擁護派はどうするべきか
古き良きインターネットの時代は終わった事を認めて、リテラシの向上に期待するのも諦めた方が良さそうです。
虚構新聞がbogusnewsやUncyclopediaと決定的に違う点はTwitter連携でTwitterに簡単に投稿できる点でしょう。アフィサイト扱いされたくなかったらさっさとTwitterから手を引くべきです。
虚構新聞に批判的な人でもbogusnewsには好意的な人が居るのがちょっとわからないんですが
http://bogusne.ws/
商標登録されてる名称を用いて、アフィリエイト&実際の写真も貼られているので、虚構新聞がアウトならこれもアウトだと思うんですが、どこに線を引いてるのか純粋に興味があります。
やはりTwitterで拡散する仕組みがない点でしょうか?
Twitterにbogusnews編集主幹のアカウントがありました
批判派の人に疑問
批判派の人たちの言い分がまったくもって正しい事に異議はないのですが、批判の対象をアフィサイト全般まで拡大しないで虚構新聞にターゲットを絞っている意見が多いのが気になります。
あと前回のエントリで本文読まないでブコメ書いてた人はちゃんと本文も読んでください
bogusnewsについての追記
今のところ得られた虚構新聞とbogusnewsの違いについて
- 嘘とわかった上でも楽しめる作りになっている(質&構造的な違い)*1
- 読者を選ぶので知名度が低いまま保たれ、大騒ぎになりにくい(拡大戦略をとっていない)*2
- タイトルの時点でジョークだとわかるようになっている(騙そうと言う悪意が見えない)*3
1,3の理論で行くと「嘘だとバレた時点で価値を失うようならネタサイトとして二流」っていう見方にも納得がいく
もしうっかりbogusnewsがTwitterで今回と同じように問題になったときに、どうやって擁護するのかもついでに考えて貰えれば嬉しいです。
批判派の意見例:
- 「ネタとしてつまらない」
- 「子供の夢を壊すな」
- 「実在の人物を実名で揶揄しているのが不快」
私自身は、前のエントリで書いた通りWebのネタ文化はなくなって欲しくないと考えているので、これはリハーサルみたいなものだと考えてください。
*1:https://twitter.com/#!/RPM99/status/203794668792713216