日本はTPPに参加すべきか否か

TPPに関しては情報が情報が少ない上に錯綜しててよくわからなかったけど
わかりやすい記事があったので紹介
TPP反対・中野剛志の解説がわかりやすすぎる! : 座間宮ガレイの世界

注目すべき箇所は

交渉に参加してるシンガポールニュージーランドうんぬんかんぬんのですね。大体9カ国あるんですが。これに仮に日本を加えて、GDPでどれだけ大きなシェアがあるかというと。この10カ国のうち、GDPアメリカは67%。日本が24%。オーストラリアが5%で。もう9割が日米なんです。で、残りの7か国で4%なんですね。

東アジアでこれがその、東アジアや太平洋のルールになるためにはですね、韓国と中国が入らなければいけないんですけど。韓国は、FTAを選んでるんですよ。その理由はですね、こんなところに入ったら、日本とかアメリカとかに輸出したい国が7か国もあって、みんなアメリカの味方になるので、ルールメイキングをしたらそれは、韓国や日本の味方にならないから、韓国はだから2国間で勝負しようとしてるわけです。だからこん中に入るのは不利だから韓国は二国間でやってるんですね。それから中国が入らないと意味が無いんですが。中国が入りっこないわけです。中国は自由貿易、関税以前に、人民元問題と言って、為替のコントロールをしちゃっているので、もっと自由貿易の以前の問題の基本的な段階でつっかえちゃってるので、中国も入らない。そうすると大体このメンバーなんですけど。ほぼ日米なんですよこれ。

あたりだろうか。
要するに、

  • アメリカ以外は大した貿易相手じゃないから乗り遅れても大してダメージはない。
  • むしろアメリカ+その他の国の多数決で日本に不利な条件を飲まされる可能性が高い。
  • アメリカとの貿易の話なら韓国みたいにFTAを選ぶべき。

って事ですかね
多数決で日本に不利な条件を飲まされるってのは国際捕鯨委員会という前例があって不安


中野氏の意見が正しい訳では無いという反論もあったのでそっちもあわせて紹介
高校生からのマクロ・ミクロ経済学入門 政治経済 現代社会 2011年07月06日
◆ 空洞化の対策: nando ブログ
こっちの記事はごちゃごちゃしてて要点がよくわからなかったのが残念

しかしまぁこれらの記事を総合すると、急いでTPPに参加するメリットもないと言っても良さそう


http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011102402000034.html
より、

前原誠司政調会長:「交渉に参加し、国益に全然そぐわなければ撤退もあり得るのは当然だ」

とあるが、

玄葉光一郎外相:「条件が合わないから抜けると簡単には言えない」

山田正彦前農相:「国の制度を変える大きな問題だ。交渉参加後、不利だったら途中でやめればいいという簡単なものではない」

やはり日本の外交姿勢だと二酸化炭素排出削減問題のように、日本に不利になっても簡単に抜けられない自体に陥るだろう


ここは様子を見て不参加の意志を表明するのが手堅い選択ではないでしょうか