ゲームで覚えるスタートアップ・ファイナンス
しっかりしろ起業家たちよ日本の間違いだらけスタートアップ・ファイナンス|インキュベーションの虚と実|ダイヤモンド・オンラインより
株とか良くわかんない技術者上がりの人間にはちょっと酷な話かも
そこで昔(ゲームの中で)会社を立ち上げた話でもしようかと思う
一昔前のまだ洋ゲー=FPSじゃなかった頃は、外国産の経営シミュレーションゲーム(いわゆるタイクーン系)の良作が数多く発売されてて良く遊んだものです。
株入門編
そこで紹介したい一本目はトランスポートタイクーン
プレイヤーは鉄道やバス、航空機、船舶を使って旅客や貨物を輸送し、資金を稼いでいく。時代の変遷とともに車両や建物などのグラフィックが変化する。他社の株式を25%単位で購入でき、すべての株式を取得すれば買収となる。また、ネットワークを利用して複数人で遊ぶことも出来る。
トランスポートタイクーン - Wikipedia
とあるように、CPUが操作する会社の株を買う事で会社をのっとり、路線を自分のものにできるんですね。
この手の実装をしている日本のゲームはほぼ皆無なのでなかなか斬新でした。
ついでに紹介しとくと、株とかの要素はないものの似たようなフリーソフトでSimutrans(シムトランス)なんてのもあり、これもなかなか面白い名作です。
株中級編
次はA列車で行こうDS
株式 - A列車で行こうDS Wiki
- 出版社/メーカー: アートディンク
- 発売日: 2010/12/09
- メディア: Video Game
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A列車での株は資産運用や資金調達の方法のひとつで会社の買収とかはできないです。
・・・が、A列車DSでは自社株の上場や資金繰り悪化による上場廃止、新株発行による運用資金調達なんかも実装されてるので、自社株に対する感覚が身に付くかもしれません。
自社株式 - A列車で行こうDS Wiki
株上級編
最後に紹介するのはレイルロード・タイクーン
最新版*1はIIIだけど買って遊んだのはIIなのでこっちを紹介
このゲームで面白いのは普通のゲームだとプレイヤー=会社のところが、プレイヤー=投資家もしくは資産家なところで、ゲームを始めると会社を立ち上げるところからスタートし、そのときに株式を他の投資家にも何割か持って貰う事で立ち上げる会社の運営資金が決まるところです。
自分で100%株式を持つ事もできるけど、その時は運用資金に乏しいせいで手広い活動ができずにライバル会社においしい路線を持ってかれるなんて事も。
また、最初に立ち上げた会社がある程度軌道に乗ったところで自分の持ってる株を売った資金でまた新しい会社を立ち上げる・・・なんて事も可能。
このゲームではライバル会社の株を買う事で、会社を乗っ取るだけじゃなくて運営方針に口出しする事も可能です。
ただし乗っ取りを進めようとして株を買ってたら株価がどんどん値上がりして買収資金が足りなくなったり、絶対に株を売らない株主がいるせいで目的の保有割合に達しなかったりなかなかシビアなところもあります。
最近この手のタイクーン系ゲームが下火なので寂しい限りです・・・
*1:と言っても2004年発売http://www.4gamer.net/games/009/G000932/